Linux - テキスト・ファイルの内容をページ単位で閲覧。

テキスト・ファイルの内容をページ単位で閲覧
構文 : more (オプション) [ファイル名]

テキスト・ファイルの内容をページ単位で閲覧する。閲覧中の操作方法は表2の通り。

例えば、検索結果をページ単位で出力する場合を以下に示します。

$ grep "exe" ./error_log | more
表1 moreの主なオプション
オプション 機能
-d ページが停止中にメッセージを表示する。
-l 改ページを表すキャラクター(^L)を無視する。
-f 実際の行数を集計する。
-p 画面をクリアしてページを切り替える。
-c 上書きでページを切り替える。
-s 連続した空行を1行にまとめる。
-u アンダーラインの表示を禁止する。
-[文字数] 画面に表示する幅を指定する。
+/[パターン] パターンを検索し、その場所から表示を始める。
+[行数] 表示開始行を指定する。
表2 more実行時の操作方法
コマンド 機能
h, ? moreの操作ヘルプを表示する。
SPACE 次のページに進める。
z 次のページに進める。但し、zを入力する前に数字を入力すると、その行数だけ行送りされる。
RETURN 1行進める。但し、RETURNを入力する前に数字を入力すると、その行数ずつ行送りされる。
d, ^D 1行進める。但し、dまたは、^Dを入力する前に数字を入力すると、その行数ずつ行送りされる。
q, Q, INTERRUPT 終了する。
s 1行進める。但し、sを入力する前に数字を入力すると、その行数ずつ行送りされる。
f 1画面進める。但し、fを入力する前に数字を入力すると、その画面数ずつ画面送りされる。
b, ^B 1画面戻る。但し、bを入力する前に数字を入力すると、その画面数ずつ画面を戻す。
' 検索を開始した位置に戻る。
= 現在の行番号を表示する。
/[パターン] パターンを検索し、その場所に移動する。但し、/[パターン]を入力する前に数字を入力する事で、その回数だけ検索し、最後の検索がマッチした画面を表示する。
n /[パターン]の検索を再度行なう。
!または、:! シェルを起動し、cmdで指定したコマンドを実行する。
v 現在の行から以降をviで編集する。
^L 画面を再描画する。
:n 次のファイルに進める。但し、:nを入力する前に数字を入力すると、そのファイル数だけ進める。
:p 前のファイルに戻る。但し、:pを入力する前に数字を入力すると、そのファイル数だけ戻る。
:f 現在のファイル名と行番号を表示する。
. 直前のコマンドを繰り返す。

http://kank.o.oo7.jp/2016/linux/text_005.html
初版:2002.09.13
更新:2013.7.2(リニューアル)
更新:2016.8.17(リニューアル)