Linux - FTPサーバに接続してファイル転送を行なう。

FTPサーバに接続してファイル転送を行なう
構文 : ftp (オプション) [ホスト名]

リモート・ホストに接続してファイルの送受信を行なう。実行後、対話型のコマンド入力により操作を行なう。主なコマンドは表2の様なものがあります。
使用例を以下に示します。

$ ftp ftp_sv.koji.com
表1 ftpの主なオプション
オプション 機能
-v リモート・サーバから全ての情報を表示する。
-n .netrcを使用した自動ログインを行なわない。
-i 複数のファイルの転送中にプロンプトを出力しない。
-g 正規化表現を無効にする。
表2 ftpの主なコマンド
コマンド 機能
open [ホスト名] リモート・ホストに接続する。
close リモート・ホストから切断する。
quit ftpを終了する。
binary 転送モードをバイナリにする。バイナリ・ファイルの転送は必ずbinaryを実行しておく必要がある。
ascii 転送モードをASCIIモードにする。
ls [ディレクトリ名] [出力ファイル名] リモート・ホストのディレクトリのファイルを一覧表示する。ファイル名を指定すると、ローカル・マシン上のファイルに一覧を出力する。また、ホストの中にはlsではなく、dirを用いる事がある。
dir [ディレクトリ名] [出力ファイル名] lsを参照。
cd [ディレクトリ名] ディレクトリを移動する。
pwd 現在のディレクトリの位置を表示する。
mkdir ディレクトリを作成する。
chmod [アクセス権] [ファイル名] ファイルやディレクトリのアクセス権を指定する。アクセス権の指定方法はchmodを参照。
lcd [ディレクトリ名] ローカル・マシンのディレクトリを移動する。
get [ファイル名] [出力ファイル名] リモート・ホストのファイルをローカル・マシンへ受信する。出力ファイル名を指定するとファイル名が変換される。
put [ファイル名] [出力ファイル名] ローカル・マシンのファイルをリモート・ホストへ送信する。出力ファイル名を指定するとファイル名が変換される。
mget [ファイル名] リモート・ホストの複数のファイルをローカル・マシンへ受信する。この時、ファイル名にはワイルドカードを使用できる。
mput [ファイル名] ローカル・マシンの複数のファイルをリモート・ホストへ送信する。この時、ファイル名にはワイルドカードを使用できる。

http://kank.o.oo7.jp/2016/linux/network_001.html
初版:2002.09.22
更新:2013.7.2(リニューアル)
更新:2016.8.17(リニューアル)