Linux - ファイルをバックアップ。

ファイルをバックアップ
構文 cpio -o(cBv) (-H [データ方式]) (< [アーカイブ(コピー)するファイル名]) (< [展開するアーカイブ・ファイル名])
cpio -i(cdv) (-H [データ方式]) [展開するファイル名] (> [出力ファイル名])
cpio -p(adm) [コピー先のディレクトリ名] < [アーカイブ（コピー）するファイル名]

ファイルのバックアップを作成・展開できる。
例えば、カレント・ディレクトリのファイルをフロッピー・ディスクにバックアップする場合を以下に示します。 

$ ls -l | cpio -o < fd0H1440
表1 cpioの主なオプション
オプション 機能
-o アーカイブを作成する。
-i アーカイブからファイルを取り出す。ファイルを指定しない場合は、全て取り出す。
-p ファイルを別のディレクトリにコピーする。
-c ヘッダ情報をASCII文字として読み書きする。
-d 必要に応じてディレクトリを作成する。
-v ファイル名のリストを表示する。
-B 5,120バイトを1レコードとしてコピーする。
-a 入力ファイルのアクセス時間をリセットする。
-m ファイルの変更時間をそのままにする。
-H [データ形式] 出力するデータ方式を指定する。データ方式は表2を参照。
< [アーカイブ（コピー）するファイル名] アーカイブ（コピー）するファイル名を指定する。
> [出力ファイル名] 出力ファイルを指定する。
< [展開するアーカイブ・ファイル名] 展開するアーカイブを指定する。
表2 cpioで指定できるデータ形式
表記 形式
bin バイナリ・フォーマット（デフォルト）。
odc 旧ASCII（旧POSIX.1ポータブル）フォーマット。
newc 新ASCII（新SVR4ポータブル）フォーマット。
crc CRC付き新ASCIIフォーマット。
tar 旧tarフォーマット。
ustar POSIX.1 tarフォーマット。
hpbin HP-UXのcpioで使用されている古いバイナリ・フォーマット。
hpodc HP-UXのcpioで使用されているポータブル・フォーマット。
http://kank.o.oo7.jp/2016/linux/compress_003.html
初版：2002.09.29
更新：2013.7.2(リニューアル)
更新：2016.8.17(リニューアル)